台湾生活にカーシェアを導入してさらに便利に。カーシェアサービスiRent

みなさんこんにちは。

台北在住6年目ののびたです。

台湾在住・台湾留学中のみなさん、ちょっとしたお出かけや旅行の移動手段はどうしていますか?

私はそうだったのですが、公共交通手段に不満はありませんか

高鉄(新幹線)は速いけど、駅が中心部から離れてる。

台鉄は特に台北・新北・桃園エリアは、路線・駅が全然少ない。

MRTは台北市内は便利だけど、それ以外は不便。

バスはたくさん路線があっていいけど、わかりずらいし、いつくるかわからない。

そうなると、やっぱり一番便利なのは、好きなところに好きな時間に行ける、バイクか車ということになります。

ただバイクはよく事故してて危なそう。

車を買うのは手間とお金がかかりすぎる。(台湾の自動車価格は、新車・中古車ともに日本より非常に割高です)

ちょっとした外出にいちいちレンタカーを借りるのはめんどくさい。

そこで今日は私が最適解だと思っている、「台湾でのカーシェア」をご紹介します。

カーシェアを利用すれば、

好きな時に好きなだけ借りられます。

面倒な税金支払いや駐車場契約、メンテナンスの必要がありません。

ガソリン代はタダ。

台北市内その他主要都市にサービス展開していて、レンタカーより気軽で便利。

といいことずくめ。

私は2つのカーシェアサービスを、台湾で5年ほど使っています。

今日はそのうちの1つ、iRentのカーシェアサービスを解説します。

カーシェアサービスの概要、料金、登録方法から、実際にどのように利用するのか、詳しくご紹介していきます。

台湾でカーシェアを利用して、より良い台湾生活を送りましょう。

ぜひご覧ください!

目次

台湾のカーシェアサービス iRentって?

iRentは台湾全土でレンタカー業を展開する和雲租車のカーシェアサービスです。

公式HPによると、和雲租車の親会社和泰汽車はTOYOTAとパートナーシップを結んでいるようです。

iRentは実はいたるところにあります。

街を歩いているとiRentのロゴをつけた車が走っているのを結構見かけます。

また、コインパーキングにiRentの看板を掲げているところもたくさんあります。

iRentの公式ページでざっと数えてみましたが、台北市内だけで250箇所ほどのステーションがありました。

iRentで利用可能な車種

iRentで利用できる車種ですが、TOYOTAの関連企業というだけあって、トヨタ車になります。

小型車、セダン、SUV、ミニバンといったラインナップになります。

小型車はYARIS(日本で言うヴィッツですね)/VIOS

セダンはPRIUSALTIS(日本ではダイハツ・アルティスとして販売)です。

SUVはCOLOLLA CROSS(カローラ クロス)。

ミニバンは、SIENTA(5人乗りまたは7人乗り)から選べます。

iRentの利用料金

料金体系は、時間単位もしくは日単位になります。

料金表 (iRent公式ウェブサイトより)

時間料金は車種によりますが、ホームページには1時間168元からとなっています。

ただ実際には違っていて、現在のところ最安で1時間110元です。

これに1時間あたり距離費用が20km分(1kmにつき3.3元)つまり66元が付いて、177元(日本円で約700円)です。

日本のカーシェアと比べても、そこまで高くはないと言えるのではないでしょうか。もちろん日台それぞれのカーシェアサービスにより、月会費・時間料金・距離料金・車種料金などの諸条件により異なりますが。

この時間料金に加えて、1時間に20km以上走った場合はその分の距離料金(1kmにつき3.3元)、そして高速料金がかかります。

高速料金ですが、台湾はe-tagという高速料金徴収システムです。

これは料金所のないETCのようなもので、自動車の窓にバーコードを貼付し、走っているだけで自動的に読み取られて後日請求がくるシステムです。

台湾の高速料金は日本に比べて格段に安いです。詳しい料金計算はこちら

まとめると払う料金は、

時間料金+距離料金超過分+高速料金の合計

となります。

(そのほか、フルカバーの保険に入る場合は、1時間50元)

料金は全てアプリ上で明細を確認でき、登録したクレジットカードにまとめて請求が来ますので簡単ですね。

iRent登録手続き

さて、カーシェア及びiRentに興味が湧いたら、会員登録をしましょう。

登録だけならタダです。

外国人でも、居留証の有効期限が3ヶ月以上あれば登録できると、公式Q&Aに書かれています。

逆にいうと居留証が必要です

アプリのダウンロード

まずはアプリをダウンロードします。

予約や鍵の開閉、使用履歴や支払い情報などは全てアプリ上で確認するので、アプリの導入は必須です。

アプリのダンロード→iOS Android

利用者登録

まずは居留証番号携帯電話番号で会員登録をします。

続いて氏名性別住所署名などの基本情報の入力。

次に身分証明書台湾の免許証自撮り画像をアップロードします。

ここまで入力して、とりあえず終了です。

この時点で身分証明書と免許証の確認・承認段階に入り、承認に数日かかります。

その間に、クレジットカードを登録しておきましょう。

日本で発行したVISAカードでも登録できました。AMEXはだめでした…

晴れて承認されれば、利用開始の準備が整いました!

iRent利用の流れ

個人情報と個人資料が登録・承認されると、車を予約できるようになります。

予約画面はこちら。借りる場所と車種を探します。

iRent 予約画面
予約画面

起点終点が同じ駐車場の「同站租還」と共に、起点終点が路上駐車の「路邊租還」があるのが特徴ですね

借りる日時を選択します。

10分単位で選べます。

予約画面 日時選択

最後にプロモーション価格、フルカバー保険の有無を選択して、予約確認します。

予約画面 最終確認

これで予約完了です!

ピックアップ

予約の時間になったら車の場所に行きましょう。

予約時間から20分経つと予約が取り消されてしまうので注意しましょう

車両に到着しました

アプリを開き、使用開始画面で案内に従って車の前後左右の写真を撮り、アップロードします。

(レンタカーにおける「傷の確認」の部分です)。

傷の確認として四隅から写真撮影します

アップロードすると、「開車」のボタンが押せるようになるので、ボタンを押して鍵を開けます。

車のキーはダッシュボードに入っているので、それを挿して使用開始です!

運転中

車の状態ですが、これまで利用してきて、車の整備状態や清掃状態が悪いなと思ったことはありません。
車の状態も、新車ばかりとはいきませんが、ひどく使い古された車ばかりでもないですね。3万キロから5万キロといった車が多い印象です。

運転中のポイントは、給油事故・故障時の対応です。

給油は、車に備え付けの給油カードで行うので、無料です。

運転席のサンバイザー(日除け)に台湾の2大ガソリンスタンドの給油カードが入っています。

それをガソリンスタンドで提示し「加満」と言うだけで給油してくれます。(油種はカードに「95無鉛」と書いてある)

事故・故障時は、日本と同じく、まず警察(日本と同じ110番)に連絡しましょう。

その後落ち着いたらiRentの担当者に連絡すれば大丈夫です。

車両の返却

返却は使用開始の逆にすれば返却できます。

つまり

  1. 車を停めてエンジンを止める
  2. 鍵をダッシュボードに戻す
  3. アプリで「還車」をクリックする
  4. アプリから車の四隅の写真を撮ってアップロードする

の流れになります。

返却時は「還車」をクリック

注意点としては、

  • 返却時間に間に合わない場合はアプリで時間延長する
  • ガソリンが4分の1以下になっている場合、給油する
  • 次の人が車を見つけやすいように、広い駐車場ではアプリに停車位置番号などを入力しておく

ようにしましょう。

アプリで車両の画像をアップロードし、返却手続きが完結したら、すぐに料金明細が見られるので確認します。

アプリで見られる明細

使用料金は実際に使用時間に応じて計算されます。

もしも予約した時間よりも早く返却した場合は、使わなかった時間に関しては請求されません

運転お疲れ様でした!

返却完了画面

 iRent 利点まとめ

ここまでiRentの登録から予約、利用、返却まで見てきました。

いかがだったでしょうか?

日本のカーシェアの利便性と同等かもしれませんね。

カーシェア、そしてiRentの利点をまとめておくと、

台湾で車が好きな時に気軽に利用できる

台数が多く、近くに利用可能な車があることが多い

トヨタ車のみで、安心。車両状態も良好。

自家用車に比べて、ガソリン代、駐車場代、整備代、税金を払う必要がない

アプリで登録、予約管理、運転、連絡、利用履歴の確認が完結する

というところでしょうか。

逆にデメリットは、

居留証とクレジットカード、台湾の運転免許証がないと登録・利用できない

自家用と比べると、駐車場まで取りに行く必要があり、door to doorというわけにはいかない

利用日・利用時間に制限があり、繁忙期には予約が取りずらかったり、好きなだけ乗れるというわけではない

公共交通機関に比べると事故の可能性があり、気をつけて運転し、万が一事故に遭った場合は自分で対応しなければいけない

ということが挙げられると思います。

台湾の道路事情・運転事情ですが、個人的には日本に比べて少し荒っぽかったり、自己中心的かなと思うこともあります。

ただ、そこまで違いはないかなとも思います。気をつけて慎重に運転していれば、危ない目に遭うこともあまりないですね。心配し過ぎないでも大丈夫だな、というのが感想です。

まとめ

まとめると、居留証とクレジットカード、台湾の免許証を持っている方は、利便性のいいカーシェアをぜひ考えてみてください!ということですね。

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